THE★映画日記

映画(たまに漫画や文学)の感想と批評、映画を取り巻く風潮についての雑感など。

『アンダーカヴァー』

 

アンダーカヴァー(字幕版)

アンダーカヴァー(字幕版)

  • 発売日: 2016/03/22
  • メディア: Prime Video
 

 

 警察官の父親(ロバート・デュヴァル)と兄(マーク・ウォールバーグ)を持つ主人公(ホアキン・フェニックス)はロシアンマフィアが経営するナイトクラブで活躍していたが、ガサ入れを行った兄がロシアンマフィアの報復で重傷を負い、警察の潜入捜査に協力して成功したと思ったらロシアンマフィア側の仕返しが成功して今度は父が殺されてしまったが、最終的にはロシアンマフィア側に主人公とその兄がやり返すお話。

 兄弟ものであることが強調されているが、実際には主役であるホアキン・フェニックスが登場する場面が大半を占めていて、兄役のマーク・ウォールバーグは脇役だ。父親役のロバート・デュヴァルの方が出番も多いように思えるし印象にも残る。また、ヒロインの エヴァ・メンデスがケバくて異様に魅力がない。

 ストーリーとしては父親が死んで以降は一般的な警察-マフィアものという感じで退屈なのだが、父親役と主人公役の関係性がキャスティングのおかげもあって見ていて飽きない。また、主人公が潜入捜査するシーンでは破綻が予想以上に唐突に訪れて、そこはびっくりできた。