THE★映画日記

映画(たまに漫画や文学)の感想と批評、映画を取り巻く風潮についての雑感など。

Netflixオリジナル映画は小品がオススメ

 

 自分に対しての備忘録的な意味合いが主な、メモ的な記事。

 

 ある時期まで、"Netflixオリジナル作品"に対するわたしの印象はかなり悪かった。鑑賞した作品がどれもことごとくつまらなかったからだ。最初に鑑賞した『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』はその独特な設定とブラッド・ピットというスターが主演していることにワクワクしたが、見てみるとどうにも小ぢんまり間延びしていて小ぢんまりしていた。

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 制作にお金がかかっているであろうアクション作品は宣伝も多くなるので、「観てみようかな」という気になりがちだ。しかし、『ブライト』はひどいものであったし、最近では『タイラー・レイク 命の奪還』も「アベンジャーズ」シリーズのクリス・ヘムズワース主演にルッソ兄弟制作(監督ではないことがポイント)という大層な触れ込みのわりにはさして面白い映画であったようには思えない。

 

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 特にアクション系の作品は、映画館ではなく家のPCでみるには辛いものがある。設定や内容がよほど凝っていない限りは、面白い作品になることも稀だ。『アンカット・ダイヤモンド』などのサスペンス風味な犯罪ものの作品も微妙なことが多い。『アナイアレイション -全滅領域-』も、中身よりもキャッチーさを優先してエログロを強調するNetflixの悪い傾向が表れていたように思える。

 

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 しかし、ミニシアター的な地味な小品…特に、いわゆる「ヒューマンドラマ」作品は、 Netflixオリジナル映画でもなかなか面白いものが多い。人々の生活や日々の悩みにフィーチャーした地味な作品であれば予算などの制約に限らずアイデアやキャラクター描写や設定が優れていればオリジナリティのある作品になるし、うまくいけば名作になるかもしれない。

 これまでに観てきたNetflixオリジナルにおける"佳作"的な作品のなかで特にわたしが気に入った作品は、以下のものだ。映画としての完成度はけっして高くないものも多いが、いずれも、「タダでこんな独特な映画が見れたんだから悪くないな」とポジティブな視聴後感を味わせてくれたものである。

 

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