『13デイズ』
キューバ危機を題材にした政治サスペンス映画。ケネディ大統領(ブルース・グリーンウッド )の側近であるケネス・オドネル(ケビン・コスナー)が主人公だ。また、ロバート・ケネディ(スティーヴン・カルプ)もいいキャラクターをしている。一方で、軍の将官達は好戦的で自分たちの名誉や省益を優先するために後先を考えず国民を危険に晒す人物として描かれており、アメリカとロシアとの対立というよりも、ケネディ大統領及びその周辺人物と軍部の対立が強調されて描かれている。
実際の歴史的事件を題材にしたシリアスな映画なのだが、どうにも面白くない。2000年にしては映像が古臭くて野暮ったい。ストーリーの構成や展開も特にハッとさせられるようなところもなく、映画的にちょこっと脚色しながらも淡々と史実に沿って物語がすすむ感じだ。これで2時間半は長過ぎであり、ただただ間延び感だけが目立つ。役者たちの演技には光るものを感じるから、もうちょっと工夫するか切り詰めるかしていれば多少は良くなっていただろう。