THE★映画日記

映画(たまに漫画や文学)の感想と批評、映画を取り巻く風潮についての雑感など。

ヒューマンドラマ

ひとこと感想:『7番房の奇跡』&『羊飼いと屠殺者』&『LOOPER/ルーパー』

●『7番房の奇跡』 www.netflix.com もともとは韓国映画だが、トルコでリメイクされたバージョンを鑑賞。トルコ映画なんかなんてなかなか見る機会がないし、「ファンタジー色や感動色が強すぎる韓国版よりも抑えめなトルコ版の方が面白い」という評判を見か…

『インターステラー』

インターステラー(字幕版) 発売日: 2015/03/25 メディア: Prime Video 2014年の公開当時には、もちろん劇場に観に行った。しかし、ノーラン映画のなかでもとりわけ複雑な構成をした作品だということもあり、観た当時は何が起きているか正直よくわからない部…

ひとこと感想:『最高の人生の見つけ方』、『アイ・アム・マザー』、『ニンジャバットマン』

●『最高の人生の見つけ方』 最高の人生の見つけ方 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video かなり有名な映画ではあるのだが、わたしはこれまで未見で、今回はじめて視聴した。 評価の高い映画であると思ってけっこう楽しみにしてとっておいたし…

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video スピルバーグは一部の例外はあれど好きであるし、トム・ハンクスもレオナルド・ディカプリオも好きであるのだが、この作品はどうにも好きになれない。 好きになれな…

『幸せへのまわり道』

実績を出しているやり手ではあるがシニカルで批判的なジャーナリストのロイド・ヴォーゲル(マシュー・リス)は、雇い主の命令で子ども番組の司会者であるフレッド・ロジャース(トム・ハンクス)を書くことになる。はじめは「子どもだましな番組を作ってい…

ひとこと感想:『白い闇の女』、『危険なメソッド』

●『白い闇の女』 白い闇の女(字幕版) 発売日: 2017/09/06 メディア: Prime Video サスペンス映画というものは当たり外れが激しいものではあるが、これは明確なハズレ。記者のポーター(エイドリアン・ブロディ)が未亡人キャロライン(イヴォンヌ・ストラホ…

『アメリカン・スナイパー』

アメリカン・スナイパー(字幕版) 発売日: 2015/06/10 メディア: Prime Video このあいだ『ミリオンダラー・ベイビー』を再視聴したら以前観たときよりもずっと面白く感じられたのだが、同じイーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』については、公開…

『ソーシャル・ネットワーク』

ソーシャル・ネットワーク (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 2010年の劇場公開当時以来なので、ちょうど10年ぶりの再視聴。フィンチャーの作品は『セブン』にせよ『ゴーン・ガール』にせよ再視聴してみると「こんなに面白かったんだ」と驚…

ひとこと感想:『メアリーの総て』&『ケーブル・ガイ』

●『メアリーの総て』 メアリーの総て(字幕版) 発売日: 2019/05/21 メディア: Prime Video わたしが学部生時代には英米文学を専攻していたことは『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』の感想で書いたが、アメリカ文学のゼミに入っていたとは…

『死ぬまでにしたい10のこと』

死ぬまでにしたい10のこと(字幕版) 発売日: 2016/02/01 メディア: Prime Video ガンで余命2カ月を宣告されてしまった23歳のアン(サラ・ポーター)は、「死ぬまでにしたい10のこと」のリストを書き出してそれを実行しようと生きることにした。リストには「娘…

『コーチ・カーター』

コーチ・カーター (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video カリフォルニア州・リッチモンド高校は落ちこぼれや貧困層の若者が集まる学校であり、生徒の大半がアフリカ系アメリカ人であるということもあって、卒業生の多くは逮捕されて刑務所で過…

『ザ・ファイブ・ブラッズ』

www.netflix.com 原題は『ダ・5・ブラッズ』(これくらい原題通りのタイトルにしてしまえばいいと思う)。スパイク・リー監督による、ベトナムに従軍した黒人兵士たちの物語。マルコムXやキング牧師を思い浮かばせるカリスマ的な隊長ノーマン(チャドウィッ…

『ミリオンダラー・ベイビー』:安楽死映画とか障害者差別映画とかじゃねえんだよ

ミリオンダラー・ベイビー (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 『グラン・トリノ』劇場公開当時、朝っぱらから大学の図書館でこの作品を観て、夜になってから劇場まで『グラン・トリノ』を観に行った思い出がある。というわけで12年ぶりの再…

『シンドラーのリスト』

シンドラーのリスト(字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 名作であることは間違い無いのだが、『戦場のピアニスト』と同じく、長過ぎる。印象的なエピソードは多々あるのだが、逆に印象的でないというかホロコーストものや戦争ものとしては"よ…

ひとこと感想:『心のカルテ』&『キングのメッセージ』

●『心のカルテ』 www.netflix.com 摂食障害(拒食症)の主人公(リリー・コリンズ)が、医師(キアヌ・リーヴス)の指導のもと、同じような問題を抱えている若者たちと集まった治療用の施設に行って、そこにいる男子(アレックス・シャープ)と恋愛的な関係…

ひとこと感想:『オンリー・ザ・ブレイブ』

オンリー・ザ・ブレイブ(字幕版) 発売日: 2018/10/19 メディア: Prime Video 悲劇の実話をベースにした作品なのだが、その実話の悲劇性に引っ張られて、作品としてはかなりつまらなくなってしまっている。 ネタバレしちゃうと主人公(ジョシュ・ブローリン)…

ひとこと感想:『スパングリッシュ:太陽の国から来たママのこと』&『シーラーズの9月』&『7500』

●『スパングリッシュ:太陽の国から来たママのこと』 スパングリッシュ (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 高校生の時に観て以来だから13年ぶりくらいの再視聴。さすがにストーリーの内容はほとんど忘れていた。 夫のジョン(アダム・サン…

『レボリューショナリー・ロード:燃え尽きるまで』

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video サム・メンデス監督の作品は『007』シリーズ二作や『1917』*1は観ているが、それ以前の作品を見るのは、実はこれが初めてだ。 話の内容としては、不満や焦…

『ラスト・クリスマス』

ラスト・クリスマス (字幕版) 発売日: 2020/02/20 メディア: Prime Video 2016年版の『ゴーストバスターズ』や『シンプル・フェイバー』のポール・フェイグ監督。丸っこい顔に弾けんばかりの笑顔にすぐに八の字になる眉が特徴なヒロインのケイトはエミリア・…

『戦場のピアニスト』

戦場のピアニスト(字幕版) メディア: Prime Video ロマン・ポランスキー監督作品。例によって学生時代以来の10年以上ぶりの再視聴。 名作であることは間違いないのだが、内容的にメリハリの付けづらいストーリーが2時間半近く続くので、後半になると疲れてし…

『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』

『スイス・アーミー・マン』のダニエル・シャイナート監督の作品。『スイス・アーミー・マン』とはまた違ったかたちで、人の"死"を扱ったブラックユーモアが展開される。 冒頭に主人公のジーク(マイケル・アボット・Jr)とアール(アンドレ・ハイランド)と…

『パブリック:図書館の奇跡』

エミリオ・エステベスの監督兼主演作品。 オハイオ州シンシナティの図書館職員の主人公(エミリオ・エステベス)は、トイレや水道を利用したり暖をとるために図書館を利用したりしているホームレスたち(リチャード・T・ジョーンズ、マイケル・ケネス・ウィ…

ひとこと感想:『殺人狂時代』、『マーウェン』

●『殺人狂時代』 殺人狂時代 発売日: 2015/07/01 メディア: Prime Video おなじ岡本喜八監督作の『日本のいちばん長い日』はシリアスな題材を描き切った名作であったが、ブラックでスラップスティックなコメディ作品であるこちらは「賞味期限切れ」という感…

『プロミスト・ランド』

プロミスト・ランド メディア: Prime Video ガス・ヴァン・サント監督の作品。 シェールガスの採掘権を買いに田舎町にやってきたエネルギー会社の社員であるスティーヴ(マット・デイモン)が主人公。スティーヴの同僚のスー(フランシス・マクドーマンド)…

『シンプル・フェイバー』&『マイレージ、マイライフ』

●『シンプル・フェイバー』 シンプル・フェイバー(字幕版) 発売日: 2019/07/10 メディア: Prime Video お節介焼きでお人好しで気が弱いシングルマザーでありステファニー(アナ・ケンドリック)は、おしゃれで酒好きでアパレル会社のPRディレクターをしてい…

『バットマン:ビギンズ』&『ダークナイト:ライジング』

バットマン ビギンズ (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video ダークナイト ライジング (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 『ダークナイト』や『ダンケルク』をiMAXで見て、『プレステージ』も配信で見返したということで、『…

「普通の人でいいのに!」:"繊細さ"と被害者意識と文学性

comic-days.com 数週間前に、話題になった作品だ。批判意見や拒否反応も多い一方で、「共感できた」とか「実際に東京にいそうな人物をリアルに描けている」という肯定意見もちらほらと見かける。 わたしが最初に流し読みしたときには、あまりに赤裸々な内容…

ひとこと感想:『チャイルド・プレイ』&『ビューティフル・デイ』

●『チャイルド・プレイ』 チャイルド・プレイ(字幕版) 発売日: 2019/11/20 メディア: Prime Video メインシリーズの方は高校生の頃にB級映画好きの友人に『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』を観させられた思い出があるが、下品でグロいだけの映画だっ…

『ダンケルク』

ダンケルク(字幕版) 発売日: 2017/11/10 メディア: Prime Video この作品は、2017年の公開当時にも劇場で観に行った。当時はiMAXが京都の劇場に普及しはじめた頃であり、「映像がすごいからiMAXで観た方がいい」みたいな評判を聞いてiMAXで見ようと思ったの…

ひとこと感想:『イット・カムズ・アット・ナイト』、『孤独なふりした世界で』

●『イット・カムズ・アット・ナイト』 イット・カムズ・アット・ナイト(字幕版) 発売日: 2019/03/08 メディア: Prime Video 感染症的なものが流行っているポストアポカリプス的な状況になった世界にて、父親のポール(ジョエル・エドガートン)と母親と息子…