THE★映画日記

映画(たまに漫画や文学)の感想と批評、映画を取り巻く風潮についての雑感など。

ミステリー

『マインドハンター』

1960年代末〜1970年代初頭を舞台にして、猟奇殺人者や連続殺人鬼たちの「プロファイリング」を行うFBI行動科学班の黎明期や創設当初を描くドラマ。半年以上前にシーズン1の途中まで観て中断していたのだが、再開するとシーズン2の最終話までのめり込んで観…

『サイコ2』

サイコ2 (字幕版) アンソニー・パーキンス Amazon 実は『サイコ』を観たことはないんだれけど、数年前にTwitterで『サイコ2』の好評がまわってきて、最近になってPrime Videoで無料配信されていたから鑑賞。 精神病院から出てきて社会復帰したノーマン・ベ…

『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』(+いくつかのクレしん映画+いくつかのディズニー映画+『閃光のハサウェイ』)

昨年の『激突!ラクガキキングダムとほぼ四人の勇者』もそれなりによかったが、こちらのほうがずっとよい*1。脚本的な欠点が見当たらず、制作陣の狙い通りにやりたいことがやれている。ちょっとテクニカルさが鼻につくし、あまりに技巧的なので逆にシラける…

ひとこと感想:『白い闇の女』、『危険なメソッド』

●『白い闇の女』 白い闇の女(字幕版) 発売日: 2017/09/06 メディア: Prime Video サスペンス映画というものは当たり外れが激しいものではあるが、これは明確なハズレ。記者のポーター(エイドリアン・ブロディ)が未亡人キャロライン(イヴォンヌ・ストラホ…

ひとこと感想:『リング』&『男はつらいよ:口笛を吹く寅次郎』&『アンセイン:狂気の真実』

●『リング』 リング 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video わたしが小学生の頃に大流行りしたホラー映画で、貞子のあの格好もテレビ画面から出てくる例のシーンのパロディをテレビから漫画までいろんなメディアで見かけたものだ。 大人になるまで怖いも…

『セブン』

セブン (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 同じデビッド・フィンチャー監督でブラッド・ピット準主演な『ファイト・クラブ』に比べて、同じ時期(10年以上前の学生だった頃)に初視聴した『セブン』についての記憶は「オチがすごかったのは…

『Search/サーチ』

Search/サーチ (字幕版) 発売日: 2019/01/11 メディア: Prime Video 「100%すべてPC画面の映像で展開」がウリの、ミステリー映画。……といっても、途中からはスマホでの画面付き通話(Facetime)とかTVニュースの映像が登場するようになって、「100%すべてPC…

『バートン・フィンク』

バートン・フィンク (字幕版) 発売日: 2015/08/25 メディア: Prime Video コーエン兄弟の監督作品はあらかた見ているが、この作品を見るのは初めて。1991年と、コーエン兄弟の監督作品のなかでもかなり初期の方だ。そして、『ファーゴ』や『ノーカントリー』…

『ドラゴン・タトゥーの女』

ドラゴン・タトゥーの女 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video デビッド・フィンチャー監督作品。男性主人公のミカエルをダニエル・クレイグが、女性主人公のリスベットをルーニー・マーラーが演じる。とはいえ、ミカエルは真面目な正義感で好…

ひとこと感想:『ラヴレース』、『影の車』、『ダイヤルMを廻せ! 』

●『ラヴレース』 ラヴレース(字幕版) 発売日: 2014/11/02 メディア: Prime Video お気に入りの女優であるアマンダ・サイフリッドが主演しているので視聴した。1970年代のポルノ業界を題材にした映画ということで見る前から『ブギーナイツ』を連想したし…

『プレステージ』

プレステージ (吹替版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 日本で公開された2007年に映画館で見て以来の再視聴なので、なんと13年ぶり。当時は大学生になりたてで、定期的に映画館に行く習慣もまだ身に付いておらず、そのくせイキってシネフィルぶっ…

『ゴーン・ガール』

ゴーン・ガール (字幕版) 発売日: 2015/03/06 メディア: Prime Video ニック・ダン(ベン・アフレック)は、5年目の結婚記念日の朝に家に帰ってきたところ、妻のエイミー(ロザムンド・パイク)が行方不明であることに気付く。妻とは倦怠期になっていて若い…

ひとこと感想:『アス』、『犬神家の一族』、『ベイビー・ドライバー』、『モンスター上司』

●『アス』 アス (字幕版) 発売日: 2020/02/07 メディア: Prime Video 『ゲット・アウト』がつまらなかったのでこちらは劇場公開時はスルーして、思ったよりも早くprime videoで配信されたからそれで見てみたが、案の定つまらない。本国でも多数の人が思って…

『チェンジリング』

チェンジリング (字幕版) 発売日: 2015/11/05 メディア: Prime Video 1928年のロサンゼルス、シングルマザーであるクリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)が電話会社での勤務を終えて帰宅すると、家に残してきたひとり息子もウォルターが行方不…

『この子の七つのお祝いに』

この子の七つのお祝いに メディア: Prime Video 1980年代前半の東京、若い女性が正体不明の凶器で惨殺される事件が発生した。この女に取材する予定であったルポライター・母田耕一(杉浦直樹)は青蛾(辺見マリ)という手相占い師の女の正体を追っており、取…

『バスターの壊れた心』

www.netflix.com ホテルマンの主人公(レミ・マレック)が夜勤とカフェインの過剰摂取によって心を壊してしまい狂人になる話。狂人の回想形式で語られる物語であり、時間軸も行ったり来たりするうえに途中から現実と妄想の境目が曖昧になる。とはいえ背景に…

『セレニティー:平穏の海』

www.netflix.com 舞台はカリブ海にある「プリマス島」。主人公のベイカー・ディル(マシュー・マコノヒー)は漁師を生業としつつ、観光客向けの海釣り体験サービスもやっていた。しかし、彼が自ら「ジャスティス」と名付けた海に棲む大物マグロに長年固執し…

『アースクエイクバード』

www.netflix.com 舞台は1989年の東京。翻訳事務所で働いているイギリス人女性のルーシー・フライ(アリシア・ヴィキャンデル)は、東京湾で外国人女性が死体となって発見された事件についての事情聴取のために警察に連行される。そこでルーシーは、写真家の…

『ザ・コールデスト・ゲーム』

www.netflix.com キューバ危機の1962年、むかしは天才数学者であったがトラブルで大学をクビになって落ちぶれて飲んだくれている主人公(ビル・プルマン)のもとにアメリカ政府のエージェントが拉致されてしまう。実は主人公は国内チャンピオンにも勝ったこ…

『砂の器』

砂の器 デジタルリマスター版 発売日: 2016/11/02 メディア: Prime Video 松本清張原作、野村芳太郎監督のコンビニよる作品は『疑惑』も『鬼畜』も名作であったが、どちらもちょっとだけ地味というかTVドラマでも描けてしまいそうな「小品」という感じがあっ…

『月影の下で』

www.netflix.com 1988年のフィラデルフィアにて、バスの運転手や料理人やピアニストなど、それぞれの関連性のない人物が同じタイミングで鼻や口や耳から血を流して突然死する、という事件が起きる。被害者たちのうなじには、注射のようなものを刺された跡が…

『ある決闘 セントヘレナの掟』

ある決闘 セントヘレナの掟(字幕版) メディア: Prime Video メキシコ人の死体が川に次々と流れてくるという異様な事件の詳細を探るため、保安官である主人公(リアム・ヘムズワース)は、カルト的でカリスマ的な指導力を持つ謎の説教師(ウディ・ハレルソ…

『THE GUILTY/ギルティ』:地味

THE GUILTY/ギルティ(字幕版) 発売日: 2019/10/16 メディア: Prime Video なんか昨年に公開されていたときにやたらと話題になったり「傑作だ」という評判を聞いたきがするから、配信で視聴。しかし、とにかく地味な作品だった。 デンマーク産のスリラー映画…

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』:犯人がバレバレなのはいいんだけど、ポリコレ要素が不愉快

ミステリーといえば「誰が犯人か?」ということを頭をひねって推理する知的な面白さを連想するものだが、実は、ミステリーには別の種類の面白さもある。それは、自分勝手な理由で相手を殺したうえに自分の罪を他人になすりつけて素知らぬ顔をしている犯人の…